2022-09-29

【新規取り扱い】タマキハル (越後伝衛門)

このたびご縁をいただき、越後伝衛門さんが醸す、「タマキハル」の取り扱いを新たに開始することとなりました。蔵は新潟県新潟市に所在します。

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2021年に休止した蔵を事業継承した、加藤晃葵さん。復活蔵として、R3BYより醸造を再スタートさせ、新ブランド「タマキハル」の名のもとお酒をリリースしています。醸造から出荷までのすべての工程を、なんと加藤さんがたったひとりで行っています。

復活蔵では、完全小仕込み純米吟醸に特化した高品質酒を展開するというコンセプトを掲げ、小仕込みを貫くため今後は四季醸造を行うこととしています。また、淡麗でもなく濃醇でもない、「新たな新潟のお酒」- ふくらみと涼しさをあわせもった飲み飽きしないお酒 – を目指し、独自の製法でお酒を醸しています。

加藤さんの掲げるコンセプトと目指す酒質に共鳴し、取引をはじめる運びとなりました。

初年度のR3BYでは2本のお酒を仕込み、そのうち「Type2」のみをリリースしているため、Type2 からのご案内となります。独自の立ち位置の蔵元が造る、これまでなかったタイプのお酒です。いわば究極の食中酒。タマキハルのご愛飲・ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。


独自の製法とはどういったものなのか、目指す酒質とはどういったものなのか、を以下に列記していきます。専門的な内容となりますが、ご興味ありましたら、お付き合いいただければ幸いです。

□造りの特徴

・全量総米300kgの超小仕込み

・新潟県門外不出の越淡麗を、50%磨きにて醸造、あえて特定名称は名乗らない

・9号酵母を使用

・生酛により近い独自の速醸酛での仕込み

・低温長期醪 (吟醸造り)

・槽搾りにて上槽

◇新たな新潟のお酒とは  : 淡麗でもなく濃醇でもない、ふくらみと涼しさをもつ、飲み飽きしない酒

・生酛により近い独自の速醸酛により、立体的なテクスチャー、味幅をもたせる

・酸は出すがアミノ酸を抑えることで、後キレを良くし、飲み飽きしない酒質にする

・余韻にあえて渋を出すことで、次の食事へといざなう (※ワインのタンニンと料理とのペアリングと同じ発想)

◆ブランド名「タマキハル (環割)」 について

枕詞のひとつで、いのち、世にかかるもの。新たな出発、新たなお酒の誕生を示唆させるものとして、タマキハルをブランド名にしました

 


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