【新規取り扱い】タマキハル (越後伝衛門)
このたびご縁をいただき、越後伝衛門さんが醸す、「タマキハル」の取り扱いを新たに開始することとなりました。蔵は新潟県新潟市に所在します。
2021年に休止した蔵を事業継承した、加藤晃葵さん。復活蔵として、R3BYより醸造を再スタートさせ、新ブランド「タマキハル」の名のもとお酒をリリースしています。醸造から出荷までのすべての工程を、なんと加藤さんがたったひとりで行っています。
復活蔵では、完全小仕込み、純米吟醸に特化した高品質酒を展開するというコンセプトを掲げ、小仕込みを貫くため今後は四季醸造を行うこととしています。また、淡麗でもなく濃醇でもない、「新たな新潟のお酒」- ふくらみと涼しさをあわせもった飲み飽きしないお酒 – を目指し、独自の製法でお酒を醸しています。
加藤さんの掲げるコンセプトと目指す酒質に共鳴し、取引をはじめる運びとなりました。
初年度のR3BYでは2本のお酒を仕込み、そのうち「Type2」のみをリリースしているため、Type2 からのご案内となります。独自の立ち位置の蔵元が造る、これまでなかったタイプのお酒です。いわば究極の食中酒。タマキハルのご愛飲・ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
独自の製法とはどういったものなのか、目指す酒質とはどういったものなのか、を以下に列記していきます。専門的な内容となりますが、ご興味ありましたら、お付き合いいただければ幸いです。
□造りの特徴
・全量総米300kgの超小仕込み
・新潟県門外不出の越淡麗を、50%磨きにて醸造、あえて特定名称は名乗らない
・9号酵母を使用
・生酛により近い独自の速醸酛での仕込み
・低温長期醪 (吟醸造り)
・槽搾りにて上槽
◇新たな新潟のお酒とは : 淡麗でもなく濃醇でもない、ふくらみと涼しさをもつ、飲み飽きしない酒
・生酛により近い独自の速醸酛により、立体的なテクスチャー、味幅をもたせる
・酸は出すがアミノ酸を抑えることで、後キレを良くし、飲み飽きしない酒質にする
・余韻にあえて渋を出すことで、次の食事へといざなう (※ワインのタンニンと料理とのペアリングと同じ発想)
◆ブランド名「タマキハル (環割)」 について
枕詞のひとつで、いのち、世にかかるもの。新たな出発、新たなお酒の誕生を示唆させるものとして、タマキハルをブランド名にしました