2019-11-15

四ツ谷酒造 100周年

店主です。

グランメゾン東京(日曜日)を見てますか?私はハマりました。あの心が動いて行くようすが日本酒を始めた時の自分のもどかしさに被るから。他の人には貴方は何を考えているか分からないと言われてコミュ障なんでと答えていますが、だいたい本質はグランメゾン東京です。意外ですか?

あと、キムタクさん扮する主人公の名前が尾花 (私の姓) です。ドラマの間ずーと尾花さんはひどい!尾花さんは凄い!!尾花さんは女たらし!!!ですよ。私が生まれて55年間知る限りに現実でも小説でもテレビにおいても尾花さんが主役の記憶はヤクルトの尾花監督以外知りません。それが名だたる美女美男悪役から「オバナ!オバナ!!オバナ!!!!」非常に清々しい気持ちになっております。

ちなみに誰か料理監修のカンテサンスさんで私にご馳走していただくとより私の理解が深まる筈です。よろしくお願いいたします。

 さて、兼八で知られる四ツ谷酒造さんの100周年に行って来ました。

kanehachi191115

前泊で大分駅前のホテルへチェックイン。食事に外に出るとラグビーワールドカップの香りがあちらこちらに残っていました。「4年に一度じゃない、一生に一度だ!」たぶん一生語り継がれる感じはしました。

 翌日は市内のホテルでの盛大な祝宴がほぼ結婚式の用な形で始まりました。

社長のぶれないで兼八を造りますという誓い。

そして兼八を世に出したと言っても過言ではない酒販店・田染荘 (たしぶのしょう) 代表 津田さんが「これ程になるとは思わなかった」と祝辞。

そして四ツ谷社長の名前「岳昭!! 」が通常の「ビンゴ!」の代わりのため社長の名前が連呼され異様に盛り上がったビンゴ大会。

最後に会長の挨拶。過去が走馬灯の様に思い出されたのでしょうか、感極まって言葉が詰まり会場の方々にもさざ波のように静かな感動が拡がっていくようでした。私も目に汗が、、、男の涙に弱いです。なので寅さんは見ないようにしてます。

 そして会は終了。

 私の感想「それにしても兼八があれほどのビッグネームになってもアットホーム感満載なのは家庭という土台がしっかりしているんだろうなぁ」

 博多に移動して必須の屋台に行くも休み。知人に教えてもらった店も全部不発。博多は日曜はダメかと諦めホテルに向かうと大衆酒場はけーん。カウンターの端に入れてもらいカレー鍋で飲んでると、そう言えばここは来た記憶がある!と以前のここからハシゴをし過ぎた福岡空港乗り遅れ事件を思い出す。眠って地下鉄を2往復したなぁ。その後朝まで飲んで始発の新幹線の自由席で東京へ戻ったなぁ。私の周りの前後左右席には私が酒臭くて人が座らなくて快適だったなぁ。明日は気を付けねばと誓う。

翌日は久留米からバスで前から気になっていた八女の「うなぎの寝床」さんに行き、街全体の遺産(歴史)とお店の構成、商品の出し方等、色々微調整しながらやっているなと勉強になりました。

思いが伝わるだけにそこを出し過ぎて難しい方向にいくショップが多い中、「うなぎの寝床」さんは引き方と押方のバランスが良く、つい半纏を買ってしまった。酒のサンワも更なる精進を誓いました。

久留米に戻り数々の有名人を輩出した空気を吸いたいと酒場へ。更に好きな銀座のbarのマスター(久留米のバーで働いていた)推薦の串焼きGさんへ。18歳からバーテンダーを始め御年79歳まで最前線。料理、酒(ハイボール)、気遣い、空間。この美学。ここには全てがある!お店にいる間ずっと思っていました。ここだけのためにまた、久留米に来たいなあ。マスターに空港はちょっと早めに行かんとね、とオチをおっしゃって頂きお店を出て空港へ。

夜のフライトは「あんたらどうせ寝るけん、さっさと飛ぶよ」がみなぎっていて好きです。

四ツ谷さんおめでとうございました。終わり。

 

 


酒のサンワ / sanwasake